左官壁、左官天井は一見コンクリートのようで取付下地として最適!
と、油断しがちです
要注意です!仕上げが左官仕上げだとしても、下地はビスが効かない素材かもしれません
一時は効くかもしれません
私の場合、後日落ちました…
効いたと思ったんですがねー(悲)
では、左官仕上げは取付下地として有効か?
答えは下地による。です
左官仕上げはたくさんありますが、大体はカテゴリーで分けることが可能です
では、見ていきましょう
✔︎左官壁に取付ける
左官壁に取付けるために壁の構成を調べる必要があります。
壁構成の検証方法をマインドマップで確認してみてください
左官壁の場合、結局は下地が何で組まれているかが重要です
下地にビスを打つか、下地にベニヤを仕込むか(入れておく)になります。
仕上げがモルタルだからビスが効くとは言えないので注意してください
結局は深層部の下地に効かせるんだね
✔︎左官天井に取付ける
天井が左官の場合も壁同様下地に効かせるので、検証方法は壁の時とおなじです。
天井の場合、下地組はこの3種類になりますので比較的わかりやすいと思います。
- 躯体コンクリート
- 軽鉄下地組
- 木軸組
天井の左官仕上げは重量が重いと落下するリスクが出てきます
そうなると出来るだけ軽い素材で仕上げたいですね
しっかり手順と施工方法をとれば問題ありません
✔︎軽量モルタルが塗ってあると下地はわからない
軽量モルタルとモルタル無垢の判別は難しいです
点検口があると下地の状況も見れる、壁の構成もわかり
下地になにが張ってあるかわかります。
下地によりビスが効くか判断します
[軽量モルタルを塗らないといけない下地]
- ラスボード
- メタルラス
- ラスカット
軽量モルタルを使う可能性があるのは上記4種類
ビスが効くか | 理由 | 対応方法 | |
ラスボード | × | 石膏なので抜けます ビスは効きません |
下地組にビスを効かせるか 下地ベニヤを設置しベニヤに効かせる |
メタルラス | △ | メタルラスの下地に効く場合がある (ベニヤ等) |
〃 |
ラスカット | ○ | ラスカットはベニヤなので効く | ー |
[軽量モルタルを選ぶ理由]
- 壁を重くしたくない
→壁を重くすると床に荷重がかかりすぎて、沈んでくることがあります - 作業効率をあげる
→モルタル無垢で壁を塗ると、材料費は嵩み、作業効率は悪くなります
天井の場合はモルタル無垢にすると、落下した際の事故リスクが大きくなるので軽量モルタルを選ぶことがおおいです。
[軽量モルタル下地を仕上げるには]
仕上げは軽量モルタルの上、モルタル薄塗りとなります。
左官に取付
下地に効かせることができれば向いているでしょう
下地がわからずモルタルにビスを打つとその場(数分〜数日)は保つでしょう
ビスが効いていないかもしれない、または下地がわからない
そんな時は無理に施工しようとしないほうが無難です。
事故が起きないように策を練る方向に切り替えましょう
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!
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