職人さんの事情-塗装屋さん
前の記事でも説明しましたが、石膏ボードの状態ですでに「ガタガタ」「凸凹だらけ」
この状態で塗装屋さんにわたされると、塗装屋さんの労力は半端ないです
結構どの現場でもあることなので、大体の職人さんは許容してくれます。
しかし、内心では
- またかよ…、この現場もかよ…
↑もう朝からテンションだだ下がりです - なんだよ総パテじゃん…
→総パテは時間がかかるので日程の調整が必要です - 終わるのか?
この場合のコストは誰がもつ?
YOU
あらかじめ、どのボード屋さんが貼ったか聞いてくる人もいます
”現場より”
朝から落ちたテンションを盛り上げるのも管理者の大事な仕事
では、石膏ボードを貼っている職人さんは適当に石膏ボードを貼っているのか
と言われると、そうではありません
石膏ボードを貼る職人さんを、ボード屋さんと呼びますが
ボード屋さんにも事情があります
【仕上げ】 -塗装下地
塗装の仕上げは下地処理によるところが大きいです下地をフラットに均すことができれば仕上がりはすごく綺麗ですフラットにできなかったら、それなりにボコボコの仕上がりになってしまいます 下地処理は真剣勝負です、こちらの雑談に付き合ってくれる職人さ...
職人さんの事情-ボード屋さん
よくあるのが
- 現場が散らかってて作業しづらい
基本的に職人さんは自分が作業をして出したゴミは方付けますが、自分とは関係のないゴミはそのままにします。
”現場より”
自分にとってはゴミかもしれないけど、実は使用する材料だったりするから!
ゴミ=実は材料
- 工期とボリュームが見合っていない
やっつけ仕事になる - 連日夜間仕事で体力的にしんどい
やっつけ仕事… - そもそも技術が未熟
未熟なのは仕方のないこと、経験をさせるのも管理者の采配です
YOU
本当によくあることなので、下地をつくる職人さんの選定も大事
発注の際、気をつけるべき
施工管理の役目
では、管理する立場の人はどう対策を取ればよいのか
- 工程管理をしっかり組み立てる
→上役に確認をしてもらうべき、わからないのに一人で抱え込まない事! - 即座に工程の調整を行う
- 日程が増えてしまった原因をよく考えるべき(反省すべき)
- 現場を方付ける!きれいな現場は気持ちよく仕事が出来るものです
→管理者が片付なくても、片付人員を配置することも検討すべき
→管理者がなんでもかんでもやってたら、管理者が潰れます - 内容に見合う発注をすること、数量を正確に伝えること
→たまに数量を減らして発注し、現場で増やし追加分の金額を払わない会社があります。
→職人さんは泣き寝入りです、しっかり支払いしましょう
管理者が出来ることは現場を円滑に回し、職人さんの技術をフルで発揮してもらう環境づくりを行う事
です
パテの量を見てこの現場がうまく回っているか、わかったりします
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!
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