【道具】墨つぼ

墨つぼ「楽つぼ」

墨つぼ選び

YOU
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いままで何種類もの墨つぼを使ってきたけど、ここ数年同じものを使い続けています

何のための「墨を打つ」かで選ぶ墨つぼを選ぶ です

「地墨」 壁を建てるとき用(軽量鉄骨壁)

壁を建てる際、地墨を何本も何本も墨を打たなければなりません、たくさん打てるだけの墨汁の容量が必要です。
おすすめは【タジマ】パーフェクト楽つぼB です

フォルムは昔ながらの墨壺っぽいのですが、昔の墨壺は手巻きでした、墨を1本打つたびに
手動で巻き取るんです
楽つぼは自動巻き取りです、僕も最初見つけたときは、どうせ手巻きだろう
そう思っていたもんですから、自動で戻ってきたときは「これだ!」とガッツポーズでした

昔の墨壺は壺のところに蓋がないもんですから、傾けすぎると墨がこぼれたんです
そこも楽つぼは問題ありません!

古来の墨つぼ
昔の墨つぼ

楽つぼを選ぶ理由
・保湿性が高く、数日保つ
・逆さまにしても墨が漏れない
・壺容量が大きいので墨汁がたくさん入る
・糸巻きが自動でスムーズ(詰まり、引っ掛かり)で、ストレスなし
・糸が太すぎないので、切れづらい!

 墨つぼに入る墨の量には限りがあるので、墨を入れる壺の容量を気にする必要があります。その点においてこの 楽つぼ は申し分なし!
 造作用の隅つぼは糸が細く、地墨に使うと結構な頻度で糸が切れます…
この糸を付け替える手間がストレス!この点においてもやはり 楽つぼ が優れてます。

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糸切れの体感は、(楽つぼ:造作用=1:5)くらいですかね〜

「造作墨」 取付位置を決めたり、材料を加工するとき用

タジマ】 パーフェクト 墨つぼ BOM X 

糸の長さにより大きさが変わります。私が造作用として使っているのは6M巻です。
このとき6M巻、8M巻、10M巻 等々あるのですが、これは自動で巻き戻る長さのことです


6Mってところがポイントで、本体の大きさが長によって変わります。
10M巻=大きい
8M巻=手に余る
6M巻=片手で収まるサイズでちょうどいいです
8M巻、10M巻はこのサイズになると造作用ではなくどちらかと言うと、地墨用になるので造作用としては除外

このシリーズの壺は標準で装備されている糸が細いので、とても繊細な墨を打つことができます

 片手に収まるサイズなので、取り回しが楽で2〜3Mの墨出しに重宝します
糸の自動巻き取りの長さも、家具造作の位置決めや造作を取付けるために墨出しするので、そんなに長い距離を打つ必要がないです

「チョークライン」 天井の設備系

チョークラインとは墨つぼの墨が、「墨汁」ではなく黒板でつかわれる「チョーク」です。
チョークラインを扱う職人はほぼ設備系の職人さんです。

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設備系の職人さんに「つぼ貸してー」と言うと、「チョークしかないけどー?」
って会話がほとんどです

なぜ墨ではなくチョークなのか?
それは主に天井面に墨を打つため、仕上がりを考慮してチョークを使用します。
1.天井面に墨を打つと「パーン」と糸を弾いたとき、弾けた墨汁が跳ねて床を汚してしまうから

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床に落ちた墨汁が靴の裏について、気がついたらそこらじゅう靴跡だらけ…
なんてことに!

2.天井仕上げの際に墨を使うと、白の塗装の下から墨が延々と浮き上がってきます

YOU
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知らない頃は、心霊現象かとおもいました…
だれも教えてくれなかった…

3.間違えた時、拭けば消せるのでやり直しがきく

YOU
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自分がされたら「嫌だな」と思うことは「これやられたら嫌だろうな」とみんなが思っている!

大きく分類すると、「地墨」「造作墨」「チョークライン」となります。
墨つぼの基本。でした



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