建築施工管理の納め方、ディティールを学ぶための書籍はたくさんあるのですが
店舗系の施工管理者用の書籍は皆無です
これは私が知っている知識をまとめるしかない。ちょっとした使命感でこの記事をつくりました
これから店舗の施工管理として頑張る方
先輩の方々にも共感していただけるのではないでしょうか
今回はレジカウンターに求められる機能についてです。
ご一読いただけると幸いです
レジカウンターに求められる機能
レジカウンターに求められる機能とは何なのか
レジカウンターはお客様と店舗のお会計をするための場所です。
その会計を行うためには何が必要か
それを理解していない設計者が意外といます。
基本的に私たち施工者は、設計者から与えられる情報をもとにレジカウンターを作ります。
根本からその情報を間違えている設計者がいるのが現実です
ここで基本情報を共有しておきましょう
これがレジカウンターに求められる最低限の機能です
これが網羅されていないと開業時に大問題になるので要注意です
お会計に必要なもの
お会計に最低限必要なリストです。漏れがないか確認してください
POSレジ
お店の販売時の商品データを記録して管理するシステムを持っています。
POSレジのPOSとは
お会計をすると、「この商品がいつ、どの年齢層に、性別に」売れたという情報を記録してくれるものです。
個人商店向けやチェーン展開するお店に向けたもの、いろいろあります。
施主がどのような運営方法をとるのかよく確認してください。
インターネット回線=○
CAT端末
CATとはクレジットカードでの決済を行うための端末のことです。
今般はほぼ必須と言ってよいので、忘れずに計画に組み込んでください
インターネット回線=○

電話回線
電話は施主の運営方法によりますが
店舗の固定電話、FAXを受けるのであれば電話機が必要になります。
また、バックヤードに電話機を設置してレジカウンターには子機を設置することが多いです。
電話はFAXを受ける役割もあります
ネット回線
POS、CATを設置するなら絶対に忘れてはいけません
筆記具
クレジットカード決済やちょっとしたメモ書きをするためには筆記用具は必須です。

レジに集約したいもの
レジにあったほうが店舗運営が効率的なものを挙げておきます。
個人情報管理
メンバーズカードなどを作ったりした際の個人情報を管理しなければならない
個人情報保護法に対応するために、顧客情報を保管するためには
施錠のできる保管場所が必要です。
必ずレジカウンターになければならない。と言うわけではありませんが
接客する際によく使うものですのでレジカウンター付近には計画しておいたほうがよいです。
BGM=音響設備
20年くらい前までは施主がCDを買ってきてデッキとアンプで店内の音楽を流していました
しかし、著作権が問題となり近年は商用の音源を購入するか、店舗用の音楽配信サービスを利用する、もしくはJASRACに直接申請する方法となります。
レジカウンターに集約するならBGMのチューナーを設置するスペースの確保が必要です。
忘れがちな[商品の梱包]
レジで会計を済ますと、次は商品の受け渡しです。
特にアパレル店舗の場合、お渡しの際に「商品をたたむ」必要があります。

「おたたみ」と言われてます
レジカウンターでおたたみをするなら梱包材も準備しないといけません
または、他におたたみ専用の場所を設けるか。
どちらにしてもスペースの確保が必要になります。

忘れずに確認しましょう!
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!

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