若い監督や新人の監督がするべきこと
まずは全体の流れを頭に叩き込み、体を慣れさせましょう
全体の大きな流れをつかんで、つぎに支流を作っていくことです
現場監督=現場管理
内装工事においてこの二つの単語は同じ意味をさします
やってしまいがちなタブー
- 掃除をメインにしてはいけない
- 搬出入の人員
- 作業員になる
1.掃除が仕事になていませんか?
若い監督や新人の監督はよく職人に言われることがあります
「やることないなら掃除でもしておいて」
職人から見ると、なにもすることがなく、ただボーッと突っ立ってるだけ、、、
のように見られることがよくあります
実際、若い管理は全体の流れや
次にやるべきことがわかっていなくて
本当に見ているだけってのはよくあります。
それは経験が少ないから仕方のないことです
掃除をすることが悪い、と言うことではないです
誰かに言われてする掃除は
新人の「仕事」となってしまいます。
本来の掃除は、次の作業の段取りのためにするもんです
次の作業にスムーズに移るため「しておいた方が良いこと」にあたります
次の段取りのために掃除をしておくと、隠れていた墨があらわれたり
自分の頭もクリアになり次の作業の確認もしやすかったりと、ぜひやった方が良いことです
掃除をする暇があるなら次の段取りしたほうがみんなが幸せです
2.搬出入の人員
資材などを搬出入する作業のことを「揚重作業」といいます
![YOU](https://i0.wp.com/always-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/f5e2fb9e9176838c532a32cf7c3add4b.png?w=1256&ssl=1)
ようじゅう、と読みます
搬出入の作業は重労働なことが多くきつい仕事です。
若い監督は体力もあり揚重の人工に数えられがちです
揚重作業の際に、監督がしなければならない事
安全の確保です
揚重作業で発生しやすい事故は
・追突による対物の損害
・一般歩行者への追突
・揚重経路での転倒や引っ掛けの事故
監督がするべきことは、揚重経路の安全確認、作業周辺の安全確認です
事故が起こると、その対応や処理に時間を取られてしまいます
・揚重作業に参加してみんなの負担を軽くするか
・安全管理に従事すると、揚重人工が減ってしまい作業効率がおちる
もちろん、どちらにしても事故のリスクはありますが
そもそも、監督が人工に含まれないように人員の計画をするべきです
管理者、現場監督が揚重作業に参加するのは
よっぽど安全が確保れている時、他にやることがない時にしましょう
3.作業員になる
![監督ルフィ](https://i0.wp.com/always-diy.com/wp-content/uploads/2021/10/onepiece01_luffy.png?w=1256&ssl=1)
「俺は作業員になる!」
海賊王でも監督が率先して作業員になってはいけません
監督はいろんな職種のいろんな作業を観れるので、とっても楽しいです
ついやりたくなります
新人2〜3年目が一番楽しい時です
![YOU](https://i0.wp.com/always-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/f5e2fb9e9176838c532a32cf7c3add4b.png?w=1256&ssl=1)
いろんな技術を見てるからね〜
ついつい手を出しがちですが、でもちょっとまってください
監督がするべき仕事は
1.次の段取り
1.作業の安全確認
です
また、職人さんはその道のプロです
監督は素人ではないですが、その道のプロでもありません
手先が器用な人ほど手を出しがちですが、監督は「品質の管理」の責任も負っていることを忘れてはいけません
絶対に手を出すな、と言うことではないのですが
監督が手を出さなくても作業が進むように、段取りや手配をすることに力を注いでください
まとめ
しっかりと先輩がおしえてくれるでしょう、しかし、それが身につくかは非常に難しいところです
やはり経験してみないと何が起こるかわからないかもしれません
事故は起こってしまうと不幸ですが…
現場の休憩時などで、先輩や職人さんが昔話ばかりする
と、「現場あるある」ですが
私は昔話や自慢話を聞くときに思っていること
『あ〜そんな失敗につながるのか、私はそんなことしないようにしよ』と、反面教師として楽しく聞いています。
現場監督の仕事
- 設計図の確認
- 見積もりの作成
- 工事計画の組立
- 工事資料の作成
- 工事書類の作成
- 発注業務
- 施工図の作成
- 搬出入計画
- 予算管理-1 机上
- 施工方法の確立-1
- (製作図の作成)これは会社によると思います
- ↑ここまでが事務所仕事
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー - ↓ここからが現場仕事
- 工程の管理
- 職人への指示、調整
- 安全管理
- 施工管理
- 搬出入の仕切り
- 人員の管理
- 品質の管理
- 設計者との連携
- 施工方法の確立-2 調整
- 送出し工場との連携
- 予算管理-2 出来高の調整
概要としてはこんな感じです
職人への指示、調整が監督の仕事として一般的だとおもいます
しかし、管理はやることがいっぱい!
これだけのことをやりつつタブーの作業に参加する
できるのはベテランでも結構きついです
作業に参加しつつ墨の出し間違いを防いだりリカバリーも行います
さいごに
やはり、若い監督や新人の監督がするべきこと
まずは全体の流れを頭に叩き込み、体を慣れさせましょう
全体の大きな流れをつかんで、つぎに支流を作っていくことです
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!
![独学サポート事務局](https://i0.wp.com/always-diy.com/wp-content/uploads/2022/09/000000028463.jpg?resize=640%2C100&ssl=1)
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