【キホン】 現場監督のキホンのしごと

現場監督

若い監督や新人の監督がするべきこと
まずは全体の流れを頭に叩き込み、体を慣れさせましょう
全体の大きな流れをつかんで、つぎに支流を作っていくことです

現場監督=現場管理
内装工事においてこの二つの単語は同じ意味をさします

やってしまいがちなタブー

  1. 掃除をメインにしてはいけない
  2. 搬出入の人員
  3. 作業員になる

1.掃除が仕事になていませんか?

若い監督や新人の監督はよく職人に言われることがあります
「やることないなら掃除でもしておいて」
職人から見ると、なにもすることがなく、ただボーッと突っ立ってるだけ、、、

のように見られることがよくあります

実際、若い管理は全体の流れや

次にやるべきことがわかっていなくて
本当に見ているだけってのはよくあります。

それは経験が少ないから仕方のないことです

掃除をすることが悪い、と言うことではないです

誰かに言われてする掃除は

新人の「仕事」となってしまいます。

本来の掃除は、次の作業の段取りのためにするもんです

次の作業にスムーズに移るため「しておいた方が良いこと」にあたります

次の段取りのために掃除をしておくと、隠れていた墨があらわれたり
自分の頭もクリアになり次の作業の確認もしやすかったりと、ぜひやった方が良いことです

掃除をする暇があるなら次の段取りしたほうがみんなが幸せです

2.搬出入の人員

資材などを搬出入する作業のことを「揚重作業」といいます

YOU
YOU

ようじゅう、と読みます

搬出入の作業は重労働なことが多くきつい仕事です。
若い監督は体力もあり揚重の人工に数えられがちです

揚重作業の際に、監督がしなければならない事

安全の確保です

揚重作業で発生しやすい事故は
・追突による対物の損害
・一般歩行者への追突
・揚重経路での転倒や引っ掛けの事故

監督がするべきことは、揚重経路の安全確認、作業周辺の安全確認です

事故が起こると、その対応や処理に時間を取られてしまいます
揚重作業に参加してみんなの負担を軽くするか
安全管理に従事すると、揚重人工が減ってしまい作業効率がおちる

もちろん、どちらにしても事故のリスクはありますが
そもそも、監督が人工に含まれないように人員の計画をするべきです

管理者、現場監督が揚重作業に参加するのは
よっぽど安全が確保れている時、他にやることがない時にしましょう

3.作業員になる

監督ルフィ
監督ルフィ

「俺は作業員になる!」

海賊王でも監督が率先して作業員になってはいけません

監督はいろんな職種のいろんな作業を観れるので、とっても楽しいです
ついやりたくなります
新人2〜3年目が一番楽しい時です

YOU
YOU

いろんな技術を見てるからね〜

ついつい手を出しがちですが、でもちょっとまってください
監督がするべき仕事は
1.次の段取り
1.作業の安全確認

です

また、職人さんはその道のプロです
監督は素人ではないですが、その道のプロでもありません
手先が器用な人ほど手を出しがちですが、監督は「品質の管理」の責任も負っていることを忘れてはいけません
絶対に手を出すな、と言うことではないのですが
監督が手を出さなくても作業が進むように、段取りや手配をすることに力を注いでください

まとめ

しっかりと先輩がおしえてくれるでしょう、しかし、それが身につくかは非常に難しいところです
やはり経験してみないと何が起こるかわからないかもしれません

事故は起こってしまうと不幸ですが…

現場の休憩時などで、先輩や職人さんが昔話ばかりする
と、「現場あるある」ですが
私は昔話や自慢話を聞くときに思っていること
『あ〜そんな失敗につながるのか、私はそんなことしないようにしよ』と、反面教師として楽しく聞いています。

現場監督の仕事

  • 設計図の確認
  • 見積もりの作成
  • 工事計画の組立
  • 工事資料の作成
  • 工事書類の作成
  • 発注業務
  • 施工図の作成
  • 搬出入計画
  • 予算管理-1 机上
  • 施工方法の確立-1
  • (製作図の作成)これは会社によると思います
  • ↑ここまでが事務所仕事
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  • ↓ここからが現場仕事
  • 工程の管理
  • 職人への指示、調整
  • 安全管理
  • 施工管理
  • 搬出入の仕切り
  • 人員の管理
  • 品質の管理
  • 設計者との連携
  • 施工方法の確立-2 調整
  • 送出し工場との連携
  • 予算管理-2 出来高の調整

概要としてはこんな感じです
職人への指示、調整が監督の仕事として一般的だとおもいます
しかし、管理はやることがいっぱい!

これだけのことをやりつつタブーの作業に参加する
できるのはベテランでも結構きついです
作業に参加しつつ墨の出し間違いを防いだりリカバリーも行います

さいごに

やはり、若い監督や新人の監督がするべきこと
まずは全体の流れを頭に叩き込み、体を慣れさせましょう
全体の大きな流れをつかんで、つぎに支流を作っていくことです




私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
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