【道具】消火器の選定と処分方法

消火器

商業施設、オフィスビルの内装工事で持ち込みができるのは蓄圧式
粉末系は後始末が大変で周囲にも影響がでるため強化液を指定されるようになってきました。

内装工事を行う際は必ず準備しましょう

自邸でDIYをする方も必ず準備しましょう。
「サンダーや火気使うわけじゃないから燃えないよ」
これは危ないです

工具の漏電でスパークしたらどうしますか?
揮発性のある塗料を使っている時に発火したら?

可能性を想定してください
今回は、消火器の処分と消火器の選定方法を考えてみます。

✔︎国内で製造された消火器は、リサイクル処分できます。

みなさんは不要になった消火器を、どのように処分していましたか?
私は処分方法がわからず、使用期限が切れたものは倉庫の隅に積んでいました。

結構な本数になってきたため真面目に調べてみたところ「株式会社 消火器リサイクル推進センター」に処分してもらうのが正式な処分の方法のようです。

【依頼方法はこちら】

  1. 引取りを依頼して処分してもらう
  2. 自分で持込んで処分してもらう
  3. ゆうパックで送る

上記3つの方法があります。
自分に合った方法で適切に処分してください

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くれぐれも不法投棄しないように!

処分できないもの

「エアゾール式消火具」や「外国製消火器」は対象外です。

外国製のものは一時期「カッコイイ」というので流行った様な気がします。
店舗のディスプレイとして購入したこともありました。

YOU
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エアゾール式消火具はスプレー缶の廃棄方法で処理するそうです
外国製は・・・ どうするんですかね

① 引き取りを依頼して処分する

近くの消防設備屋さんに処分してもらうようです。
どの消防設備屋さんでも良いわけではなく、特定窓口に指定されている会社でなければなりません

特定窓口は、主に「消火器の販売代理店」や「防災・防犯事業者」が担っており、全国に約5,000ヵ所あります。
 ※引き取りに伺えない場合がございますので直接窓口にご確認ください。
 ※リサイクルシールが貼られていない場合は、シールを購入し貼付してください。
 ※リサイクルシール代以外に収集運搬費等がかかります。

引用元:消火器リサイクル推進センター
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特定窓口の検索ページを貼っておきました

引取りを依頼するほど大量に廃棄するのは大手の内装会社さんだけでしょうね
私達、中小企業の内装会社は直接持ち込みだと思いますので、次項を参考にしてください

② 直接持ち込んで処分してもらう

私達、中小企業の内装会社は持込みとなるでしょう

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数本のために引取りしてもらうのは申し訳ない

持込みの場合、特定窓口に持込む方法と、指定引取場所という所へ持っていく方法があります。

持込みの場合は指定引取場所となり

指定引取場所は、「消火器メーカー営業所」や「廃棄物処理業者」となります。

※リサイクルシールが貼られていない場合は、シールを購入し貼付してください。
※特定窓口に持ち込む場合は、リサイクルシール代以外に保管費等の別途費用がかかる場合があります。

圧倒的に特定窓口の方が数が多いですが、保管費が別途かかると考えると指定引取所に持っていくしかないですよね

POINT!

事前に連絡がなく持ち込まれた場合は、引き取り対応ができないことがありますのでご注意ください。
シールの販売や収集運搬を行っていない場所があります。(西濃運輸等)

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どこまで面倒くさいんだ…

まず、指定引取場所へ電話しよう

③ ゆうパックで回収を依頼

法人の申し込みはできません!ご注意ください

✔︎ABC型とは『火災の種類』のことである

ABC型の消火器とは、粉末系の消火器のことを指して呼んでいましたが、実はABCとは消化の対象を分けるためのカテゴリーなんです。

しらなかった!

A=普通火災

B=油系の火災

C=電気系の火災

一般社団法人 日本消火器工業会
出典元:一般社団法人 日本消火器工業会

この表のおかげで各消火器が、どのタイプの火災に有効か分かります。
店舗工事において、現在は強化液が推奨されています。

消火後の後始末が容易で、ABCどのタイプにも対応なオールマイティーだから
というのが分かります。

✔︎加圧式と蓄圧式

加圧式は一度噴射すると空(カラ)になるまで出続ける
粉末型の誤操作による噴射をしてしまうと、大変な被害となってしまいます。

まず、粉末型が噴射されたその空間は、真っ白な世界になることでしょう
そして、大変なのが後始末、粉なので隙間という隙間に入り込みます。

噴射している11〜18秒間は地獄です

よくあるのが、謝ってピンを抜いてしまい持ち上げようとしてハンドルを握った際に噴射です。
私の経験ではなぜか、そこに座った猛者がいました

掃除の後、本人に問いただしたのですが、なぜ座ろうと思ったのか…
「何で座ったのか覚えていない」真っ白な顔で答えていました
きっと本当に何も考えて居なかったのだと思います。

みなさんはくれぐれも気をつけてください

蓄圧式はレバーを離すと止まる

蓄圧式の消火器はハンドルを握っている間、噴射しています。
噴射時間は23〜80秒噴射できるそうです。

✔︎粉末か強化液か

近年の商業施設では、強化液を指定されることがほとんどです。
粉末は「粉」ですので後始末が大変だからだと思います。

粉末系を選ぶのであれば、蓄圧型を検討してみてはいかがでしょう

蓄圧式 粉末ABC消火器10型

強化液(中性)消火器 2L

内装工事中に万が一、消火作業を行う事態になった時、周囲の被害が少ない強化液の方がイイ

YOU
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未然に安全対策を行いましょう。

✔︎価格は3倍

購入価格は強化液の方が高いのがネックです。
約3倍の差があります。

高いよね〜

粉末系を選ぶのであれば、蓄圧型を検討してみてはいかがでしょう

✔︎内装工事で選ばれる消火器の大きさの決定方法

商業施設の場合、「ABC10型」と消火能力を決められていることが多いです。
この場合「粉末ABC10型」もしくは「強化液(中性)消火器」となります。

粉末ABC10型・・・100㎡ごとに1本

強化液(中性)消火器の場合、大きさを明記されていないことがほとんどですが
強化液(中性)消火器・・・2L・・・100㎡ごとに1本で十分と考えられます。

法規もクリア出来る大きさです

加圧式蓄圧式代表的な消火器噴射時間
粉末系消火器粉末ABC消火器11〜18秒間
泡・水系消火器×強化液(中性)消火器23〜80秒
参照:東京消防庁
補足

フード内消火は強化液(中性)消火器が使用されます。
例:トマホークジェット

まとめ

内装工事に特化して消火器について説明しました。

  • 処分方法①引き取りを依頼して処分する
  • 処分方法②直接持ち込んで処分してもらう
  • 処分方法③ゆうパックで回収を依頼 (法人はダメ)
  • A=普通火災 B=油系の火災 C=電気系の火災
  • 加圧式は一度噴射すると空(カラ)になるまで出続ける(噴射時間11〜18秒間)
  • 蓄圧式はレバーを離すと止まる(噴射時間は23〜80秒噴射)
  • 100㎡ごとに1本
  • コストは高いが、強化液が結果的に良い
  • 内装工事で選ばれるのは強化液消火器である

自邸でDIYをする方も、万が一の備えとして消火器は準備しましょう。

私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
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