基本中の基本 養生
作業の基本は、まず養生!
何気に面倒な養生
面倒なのでおろそかにしがち
養生で手を抜くと後で後悔します
やっとのことで作業が終わると廻りがホコリだらけ!
『さぁ気合い入れて掃除だ!』
ってならないですよね
『おわったー、帰ろ帰ろ』ってなりますよね
一晩工事などでこれをしてしまうと、次の日の朝には間違いなくお叱りの電話がきます
「今すぐ掃除に来い!」または「始末書」
最悪は出禁です
西武百貨店などはペナルティでお金を請求されます。1ペナ数万です
領収書はもらえなかったと思います。
このお金はどう処理してたんですかね
急がば回れ
養生の作業はとても大変で面倒です
出来ればチャッチャっと作業に取り掛かりたいところです
俺らは仕事をしにきてるんだからな!
養生なんてやってられるか!
職人さんの気持ちも分からなくはないです
養生をする業種もあるくらいですからね
管理をする立場からすると、職人さんの言っていることは確かに正論です
仕事した後に、しっかりと掃除をして帰ってくれれば何も言いません
何のために養生をするのか
養生をする理由はその面を保護するため
仕上がっているところを汚さない、傷つけないために養生をします。
職人と認識を共有しよう
【自分が仕事をする場所は誰かが仕上げたものではありませんか?】
【自分が仕上げたところを後から誰かに汚されたり、傷つけられたらイヤじゃないですか?】
汚した、傷つけてしまった後、修正するのは大変です
やられる前に養生で守りましょう
これを職人さんにも理解してもらうことが大事です
理解してもらうように働きかけるのも現場監督の大事な仕事です
急がば回れです
現場管理者が肝に銘じておくこと
私たち現場管理に必要なこと
悲しいことですが仕上げたばかりだから綺麗。
と思うのではなく
どこか汚しているだろう。汚れているんじゃないか?
と思って見ることが必要です
職人さんは自分が仕上げたところはよく見ていますが
その廻りは意外と見ていません
私が職人を見ていて、「そこ汚れてるじゃん!」と思っても、職人さんには見えていない
なんてことがあります
本当に気づかない時と、汚しても誰かが見つけて直すだろうと思っていたり…
誰か直すっしょ!
職人さんが言う「誰か」は
私たち現場監督のことです
後々の仕事を増やさない、仕上がりの品質グレードを落とさない
余計なコストをかけない 為に
まずは養生をする、させることです
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!
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