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【原状回復】飲食店舗と防水保証

建築施工管理の納め方、ディティールを学ぶための書籍はたくさんあるのですが

店舗系の施工管理者用の書籍は皆無です
これは私が知っている知識をまとめるしかない。ちょっとした使命感でこの記事をつくりました

これから店舗の施工管理として頑張る方
先輩の方々にも共感していただけるのではないでしょうか

今回は飲食店舗の原状回復についてです。
ご一読いただけると幸いです

飲食店舗のおすすめ原状回復案

飲食店舗の場合のおすすめ案は、厨房区画はできるだけスケルトンにする

厨房区画は防水区画となっており、隣の区画や下階へ漏水するのを防いでおり
防水にはメーカーと施工業者によって10年の保証期間がついています。

YOU
YOU

これを防水保証といいます

防水保証を受けられる人

防水区画を作る時に防水層をつくり、水が漏れ出ないようにします。

この防水層に対して防水保証をします。

YOU
YOU

防水したプールをつくりますよ

この防水保証はその時の入居者と施工者の間で保証を取り交わしたものです

これが居抜き物件となった場合、防水保証は引き継がれないので注意が必要です。

防水保証は次期入居者へ引き継げる?

防水保証が次期入居者へ継承できるか、

答えは保証期間が残っていたとしても実際は保証してもらえません

それはなぜか、

防水保証は保証書に記載された使用者については保証しますが、それ以外は保証対象外となるからです。

ポイント

『当社は防水保証を引き継げますよ』という施工業者はいます

ここを注意してください。ここが大事なポイントです

入居者が変わるとき、大概は自分好みの内装インテリアにしたいですよね

そうするとリフォームを行うわけです

リフォームを行った結果、「知らないうちに防水層を痛めてしまう」という事は起こりうることです。

しかも、防水保証を発効した施工会社が知らないところで知らない業者が行った工事で防水が切れた

それについても保証してくれ。と言われるケースがあります

知らないところで行われた工事の尻拭いをさせられる。これはリスクでしかありません

防水保証を出した人
防水保証を出した人

知らないところでやった工事で
しかも知らない業者が防水を破って
それを保証しろって言われてもなぁ

こういう事があるので防水層は引き継がれたとしても、防水保証は引き継がないのです。

最初に出てきた『当社は防水保証を引き継げますよ』と言った施工業者の上等文句は

『防水保証を出した業者が対応するから大丈夫。しらんけど

自分は対応しないけど、防水保証を出した業者がやってくれるんでしょ?というスタンスです。

しらんけど
しらんけど

防水保証出したんだから保証してね

この[しらんけど]が結構いるので、普通の施工会社は次の入居者へ対して防水保証を引き継がないのです。

まとめ

次期入居者として

厨房区画も居抜きとして引き継ぐ場合、水漏れが発生する可能性があることを念頭に入居することになります。

もし水漏れが発生したとき、前入居者ではなく次期入居者の責任に於いて修繕することになります。

貸主として

厨房区画を次期入居者が引き継ぎ、もし水漏れが発生した場合、建物の劣化や他入居者への被害
また、漏水による火災の発生など災害のリスクが高くなることを理解しておく必要があります。

防水区画からの水漏れは入居者、貸主ともにリスクとなります。
居抜き物件にしたとしても、「厨房区画の防水工事はかならず新規で行う事」と、入居者への契約条件に入れたいところです

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