【テクニック】 インロー

印籠インロー

壁についているハンガーラック  =wall hanger
壁についていて浮いている棚   =wall shelf
床から生えているハンガーラック =自立ハンガー

店舗内装工事をしていると、施工方法として必ず使う技術です。

こちらは私が新人の頃に教えてもらえなかった技術です
ぜひご一読いただけると、ステップアップできると思います。

まず最初に基本です
インローとは印籠のことです。
インロー = 印籠

”現場より”
”現場より”

インローは下地金物に分類されるんだ!

実際は印籠のフタ部分の構造のことを指すのですが
建築の業界では、このフタの部分の構造を印籠(インロー)と呼びます。

YOU
YOU

茶筒もインローですね!

✔︎インローを使うのはどんな時?

インローの構造は仕上げの「物」を自立させているように見せる為の見えない構造です。
仕上がると内部に納まるので見えなくなります。

YOU
YOU

縁の下の力持ち
決して表には出てこない存在…

使いインローの構造
壁に浮かす支えるための構造
床に固定する動かないようにピンの役目
壁面ハンガー
壁面棚
固定インロー

目に見える形で固定金具などがついていない場合、ほぼインローの構造を使用しています。

YOU
YOU

例えば、Lアングルが付いていない棚
床から自立しているハンガーがあったとします

まず、インローと思ってください

✔︎インローの種類

インローには内に入れて見せない事もでき、逆に外に出して見せることもできます。

使いかたインローのタイプ
見せないインロー内インロー
見せるインロー外インロー

内インロー

内インロー
内インロー下地金物
内インロー-仕上げ
内インロー仕上げの金物(ハンガー)を取付け

外インロー

外インロー-ソケット/ハンガーパイプ
外インロー(ソケット)とハンガーパイプ
外インロー-完成
外インロー仕様

外インローは見えるので、仕上げをする必要があります。

✔︎本実(ほんざね)と印籠(インロー)の違い

よく似ている納まりで、サネ加工があります。

サネ=実

これは床材のフローリングや、壁材の羽目板
造作の取り付け方法としてもよく使われる納め方です

調べてみると本実と印籠の構造はおなじ作りですが
両者は使い所が違うようです

印籠しゃくり(决り)のカテゴリーに入り、本実はぎ(矧)のカテゴリーとなります

学習

しゃくり(决り)
建具や床板、鴨居などの造作部材を嵌めて接いだり、納めたりする溝を决り(しゃくり)という。
决りは<穿>が語源で、鑿で溝を彫り切ってつくることに由来している。决りは隙間を防ぐ役割も果たす。

はぎ(矧)
板ものを張り合わせる接(つぎ)の総称。床板や天井板、野地板など、横に張り合わせていくのに対して、板幅を縦に張っていくものを羽目板張りといい、釘を使って納めることから打をつけて目板打、相决打などど呼ぶ。

出典:図解 木造建築伝統技法事典

印籠决

「いんろうじゃくり」と読みます
縁側の一筋鴨居と鴨居、一筋鴨居と敷居を决しゃくって嵌め込み継ぐ(接)納まり。

印籠

本実矧

「ほんざねはぎ」と読みます。

床板、羽目板、天井板など比較的ていねいな矧ぎ合せで隠し打ちとする。
板ものを張り合わせる接(つぎ)の総称。とはこのことです

本実

✔︎工程でもっとも早く準備するべき

インローは下地金物として金物屋さんが作ってくれます。
もちろん、製作寸法など細かい指示が必要になため、図面を書く必要があるのですが

工程では初期の段階でインローが必要になります。

”現場より”
”現場より”

壁下地の造成のタイミングで必要!

いち早く製作の段取りをしましょう!
できれば墨出しの時に現物が手元にあるのが望ましいです。

大工さん
大工さん

墨出しの時に現物を確認できると安心だよ

意外と忘れがちなので要注意です!

私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!

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