建築施工管理の納め方、ディティールを学ぶための書籍はたくさんあるのですが
店舗系の施工管理者が読むための書籍は皆無です
これは私が知っている知識をまとめるしかない。ちょっとした使命感でこの記事を作っています
これから店舗の施工管理として頑張る方や
先輩の方々にも共感していただけるのではないでしょうか
今回は施工管理が理解したい金物の素材について書いてみました
ご一読いただけると幸いです
そもそも現場管理が知っている必要があるのか
そもそも現場管理が知っている必要があるのか
設計者が知っている金物は、金物の仕上げだけと言えます。
鏡面仕上げにしたいから下地はこれで~と考える設計者はまずいません
なぜ、現場管理が知っていないといけないのか
理由は3つ
- コスト管理
- 補修方法の計画
- 設計通りに作るために素材の特性を知っていたほうが有利
コスト管理は代替の素材提案を行いVEを行うため。
素材を知っていないと補修の計画が組み立てることができないからです。
素材の特性がわかっていれば納期短縮の計画、製作可能な工場の選定もスムーズに決められます。
金物の素材、大分類
- ステンレス
- 鉄
- 非鉄
今回はステンレスについて施工管理者が知っておくべき仕上げの分類
現場、実務で使用される呼び方をまとめます
ステンレス
- 未研磨
- 研磨
未研磨材は通常ですと下地材として使用されますが、店舗デザインの場合はあえて下地材を仕上げとして使用することが流行であります。
| 種類 | 通常の呼び方(話し言葉) | 用途 | どんなもの? | |
|---|---|---|---|---|
| 未研磨 | 2B | ツービー材 | ステンレス組時の見えないところ用 | 色見がグレーの板 |
| BA※1 | 未研磨のビーエー材 | 安価に磨きとして使用したい | 映り込みがあるな・・・ くらいの磨き材 |
※1
BA材は未研磨材に分類されますが、
光輝焼鈍によって映り込みがあるため、
現場では安価な磨き材として扱われる場合があります。
| 種類 | 通常の呼び方(話し言葉) | 元素材 | |
|---|---|---|---|
| 研磨 | HL | ヘアライン | 2B |
| 鏡面 | ステンレス磨き | BA | |
| VB※2 | バイブレーション バイブ | 2B | |
| パーマネント※2 | 2B | ||
| ビーズブラスト | 2B |
※2
バイブレーションとパーマネントは同義として使われます。
ステンレス磨きの種類
| 価格 | 鏡面の磨き番手 | 通常の呼び方(話し言葉) | 仕上げの雰囲気 | 使用グレード |
|---|---|---|---|---|
| 安 | #400 | 400番 | まぁ鏡面かな ギリ許される | とにかく安価で作りたい |
| ↓ | #600 | 600番 | 及第点 キレイ | まぁ許容範囲 |
| 高価 | #800 | 800番 | 綺麗 | 高級店舗 |
| 最上級 | #1000 | 1000番 | めっちゃ綺麗 | ハイブランド |
| 未知の領域 | #1200以上 | 聞いたことない | これは鏡か? | 出来る工場が限られる |
ステンレスの手あか問題
ステンレスはどの仕上げでも指紋は付きます。
そのため、人が頻繁に触れる場所では、
クリア塗装や保護フィルムを採用する場合があります。
キズがついてしまったら
| 仕上げ | 傷の目立ち | 方向合わせ | 補修難度 |
|---|---|---|---|
| HL | 目立つ | 必要 | やや難 |
| 鏡面 | 非常に目立つ | ― | 現場では不可能 |
| VB、バイブレーション | 逃げやすい | 不要 | やや難 |
| パーマネント | 逃げやすい | 不要 | やや難 |
| ブラスト | 目立つ | ― | 現場では不可能 |
HL、VBバイブレーション、パーマネントは現場補修が可能ですが
鏡面とブラストは諦めるしかありません
何かを貼って隠すか、工場へ引き下げて仕上げ直しをするしかありません
現場でもがいても状況が悪化する確率のほうが高くなる。と思ってください
ステンレスは仕上げによって使用できるクリーナーが異なります。
特にヘアラインやバイブレーションは、
強い研磨を行うと目が乱れるため注意が必要です。
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!

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