木目の方向のキホンは長手方向に木目を流します
空間に対して、物体に対して、キホンは長手に流します
と、いうことは
木目の流れを何も指示しなかったら長手に木目が流れてくると考えて良いでしょう
しかし、人間がすることなので何が起こるかわかりません
木目の方向は確実に指示してください
フローリグ材の貼り方向
✔︎入口〜縦長 の場合
キホンは長手方向に木目を流す
長手に貼ることのメリットは遠近法の原理で空間が広く、大きく見えること(感じる)
貼り方もデザインなので長手方向に貼るのがmustというわけではなく
短手方向に貼るのも間違いではありません
ただ、短手方向に貼ると感覚的に狭く感じることがありますので要注意です
✔︎フローリングを入口〜横長 に貼った場合
部屋に入って横長の空間だったらどうでしょう
入り口から入るときに、そのまままっすぐフローリングが流れていたら
スッと部屋に導かれるので、きっと気持ちいいでしょう(=短手方向)
廊下からフローリングの流れをつなげる
デザイン的にはスッと入れるので好まれます
しかし、その空間に滞在するとしたら
例えばリビングだとしたら
長手方向にテレビがあって、ソファがあって
反対側にはダイニングテーブルがあって。。。と想像できませんか?
貼り方向は「長手方向に貼るのが、広く大きく感じる」ことから
長手方向にフローリングが流れている方が気持ち良い空間になるのではないでしょうか
入り口に対して交差するようにフローリングを貼る、部屋の中の長手方向にフローリングを貼る
入り口から交差してしまうが、中に入ると長手に流れている
入り口から入ってそのままの流れが自然かもしれませんが
その後を想像してみてください
あくまでキホンの考え方です
交差させるのもアリです
ただし、違和感を感じたり空間が狭く感じる可能性は高いです
リフォームした時のフローリング貼りのメリット
入り口に対して交差させることのメリットもあります
それはリフォームするときです
入り口で交差しているところは貼り替える際、縁が切れているので貼り替えやすいです
縁が切れている=貼り方向が切り替わっているところです
さぁフローリングを貼り替えよう!
という時にとても気軽にはじめられます
縁が切れていると作業効率がよいです
リフォームの時に、ドアの下で縁を切って貼り方向を切り替えるのも手段の一つです。
はじめが肝心ですが、後のことも考えておくのも大事なことです
私の経験がみなさんの参考になればうれしいです。
建築現場が良い環境になることを願って!
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